現行モデルのRyzenでは、CPUマイニングも捨てがたい感じで・・・寝る前にしかけて朝を迎えるっていうのもよし、AMD系のマザーにRyzenのっけてマイニングさせるっていう・・・利益率よりもユニークなマイニングPCを目指していける気がします
最近の採掘量だけみていたら、比較対象によって判断が変わってくるところですけど、GPU1枚分の採掘量として考えられるからBIOSTARのAMD用マイニングマザーにRyzen載せてたらGPU7枚分までのマイニングを1台でこなせる感じのマシンになりそうです
これもFXシリーズのつらい時期を乗り越えたCPUだからできることなのかなぁ・・・
今回はネタ要素にしか思えない・・・「さっさとRyzenに切り替えてマイニングできるようになれよ!」って感じの記事になりそうです
マイニングPCの動作環境、確認ツール
消費電力の確認
コンセントに差し込むような、コンパクトなモニター機器も最近知りましたが、私が使っているのはテーブルタップに消費電力が表示されるやつです
コンセントに直付けのものだとパソコンの設定を変えたら確認しに行くっていう感じになるかと思いますが
パソコンに向かっていながら、消費電力を確認できるので精度や誤差を含めても・・・私にとっては便利なテーブルタップですw
CPU:AMD FX8370、PSCheck
PSCheckをつかって、NiceHashMinerの採掘量をPStateごとに調べてみました
※一般的には、FX8370のようなCPUでマイニングをやろうとは思わないですね・・・間違いない
Pb0:4.80GHz 1.387v
Pb1:4.70GHz 1.353v
P0:4.50GHz 1.288v
P1:4.30GHz 1.250v
P2:4.00GHz 1.188v
P3:3.40GHz 1.113v
P4:1.40GHz 0.875v
PSCheckを使うことで、ブーストクロックも通常クロックもあまり意味がなくなり、PSTateの設定の1つみたいな扱いになっています
ちなみにPSCheckを使わなくてもBIOSから電圧を変更できる人なら、、定格の4.00GHzのデフォルトの電圧設定だと1.288vだったりするので多少節電になります
※マザーボード:ASRock製 990FX Extreme4で確認しました
FX8370では、CryptoNightのマイニングができた
RyzenでCPUマイニングをすると、モナコインが候補にあるということで、FX8370でももしかしたら・・・と思っていました
現状のマイニング知識では、「CryptoNight → モナコイン」という情報を得たばかりでRyzenによるモナコインとは違うのか?
NiceHashMinerのCryptoNightは、他のモナコインのマイニングとは違うのか?
ハッシュレートは・・・ と、いろいろと未知の世界ではあります
1400MHz 0.875V
CryptoNight:79.1~87.4H/s、消費電力:125~127w、CPU使用率:29%
3400MHz 1.113V
CryptoNight:212~227H/s、消費電力:168~170w、CPU使用率:69%
4000MHz 1.188V
CryptoNight:249~261H/s、消費電力:189~191w、CPU使用率:81%
4300MHz 1.250V
CryptoNight:269~281H/s、消費電力:211~213w、CPU使用率:87%
4500MHz 1.288V
CryptoNight:271~287H/s、消費電力:227~229w、CPU使用率:90%
4700MHz 1.353V
CryptoNight:285~292H/s、消費電力:261~263w、CPU使用率:95%
4800MHz 1.387V
CryptoNight:295~305H/s、CPU使用率:97~100%
GPUとマイニングを並行していたときの消費電力490w前後まで上がりました! もう、ここまでくるとマイニングPC・・・というよりドライヤーですね\(^o^)/オワタ
CPU使用率が100%近くまでになりますので、マイニングの停止操作もラグがあるような感じで、いろいろヤバイです
ちなみに4.80GHzで一晩放置してみましたが、PCは問題ありませんでした(熱暴走・OS不安定による再起動なし)
夏場は逆に、日中が熱との戦いになるでしょう(; ・`д・´)
GTX970:GF-GTX970-E4GB/OC/BLACK
玄人志向(GALAX)のグラボだったので何となく・・・GALAXのサイトからDLできるXtreme Tuner Plusというソフトで消費電力の調整をしています
MSIのAfterburnerとか、PalitのThunder masterとか、使い慣れたソフトでいいと思います
GPUでは、メモリクロックのオーバークロックがGPUクロックよりもハッシュレートの改善に影響が大きいという情報が出ているし・・・
実際、メモリクロックを変化させることによる消費電力の変動って少ないので、Power Targetを100%から下げてもハッシュレートにどこまで影響するのかどうか・・・
確認できるGPUはGTX970だけなので、1080とか試してみたいですけど試せない!w
RX470とか、RX570の動作クロックを下げて疑似470?できるのかな・・・とかも試せませんw
Power Target:100%~
Equihash:294~296H/s
Power Target:81%
Equihash:274~276H/s
消費電力:72%より約20w増加
Power Target:72%
Equihash:264~266H/s
※TDP180wが250wの72%だったので、安易な考えのもと・・・ここを基準にしようと仮設定
Power Target:63%
Equihash:242~246H/s
消費電力:72%より約20w低下
Power Target:50%
※後日検証
まとめ
消費電力、および電気代による赤字を考慮しないで、まずは最大出力
パフォーマンス重視で、FX8370のハッシュレートがどこまであげられるのかを確認しました
構成で、おおよそのイメージがついてしまった方には期待通りの結果になっていたかと思います(; ・`д・´)
CPUとGPUをあわせて24時間、フル稼働させても600H/s程度でした
そして・・・
電気代を考えると、このハッシュレートに500w近くのドライヤーは・・・ 温まりづらい
要は、「使えないドライヤー」級ってことになったわけです
600H/sで500Wでは、効率が悪い・・・
520H/sで350wでは、どうなのか・・・
もう少し、この環境での最適化には確認することがありそうなので、随時更新していきたいと思います
どんなPCでも、ハッシュレートや消費電力を考えないならマイニングはできる!
でも・・・赤字はさすがにまずいし、やるからにはハッシュレートも高くしていきたい!
本腰を入れてマイニングをやるなら、パーツを変えていきましょう~